海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川たんけん

2013.06.19.Wed.  瀬野川便り





2013年6月18日 海田西小学校瀬野川探索会が無事終了

西小学校は初めての参加
この日、海野先生率いる、広島大学生物生産学部もメンバーと、
西田さんがサポートしてくれた
4年生24名の小人数だが事故は絶対に起きてはならない
100人も10人も同じ!気を抜いたらダメだ
6月17日事前に下調べも行った
雨が気になるが、朝自宅でレーダーを見ると大丈夫!!

それと6月14日はクラーク記念国際高等学校と広島市立大学情報科のみんなで
河川掃除も行った
できる事はしている
一人でも怪我をしたらこの活動は終える
私の負けだ!!

特に服装や靴などはこれまでブチうるさく注意警告してきた。
川底には、ガラス瓶や、空き缶、木ぎれなどがある
そんな場所に子供達を案内するのだから怪我は起きるかも?
しかし、私が呼びかけた瀬野川探索会で一人でも怪我をしたらこの活動は止める
と決めている。

継続しなければいけないから、本気で注意する
妥協は一切無い
子供達が魚を捕まえたらブチ喜んで誉めてやる
すると子供も一生思い出になる

2000年からの活動で未だ怪我人は0
これだけは自慢してもエエかな?
毎回安心はしない
100%の安全は無いはず
しかし、事前の観察や危険物の排除はできる

この日も西田さんや、広島大学生物生産学部メンバーが児童を守る
河川敷で見守るのでは無く、実際に川に入り子供達の側でサポートする
広島市立大学情報科、クラーク記念国際高等学校、
そして広島大学生物生産学部みんなスゲーゾ!!
自分たちのできる事で協力してくれる
草刈り、側溝掃除、探索会サポート、生物調査、いろいろ

今年は岩田会長や岩本さんには連絡をしていない
何とか皆さんのサポートで瀬野川探索会も自立できるようになった

海田小学校、海田南小学校は人数が多いのでまた協力を呼びかけたい。
ミックスフラワーも今年は種を採取できた
助成金無しで継続できる瀬野川を楽しむ会でなくいてはいけない。


今年の瀬野川、減水で生物が少ないと思ったが、
なんと3年ぶりのシジミの豊漁で私はブチ嬉しい
1年前、石原橋の補強工事の影響は全くない
もし悪影響があれば、シジミが全滅しているはず
コンクリートのアルカリ成分の流失も最小限にとどめた
やはり海田町の取り組みは凄い!!
「こんなことをしている」を広めたい

この日のスケジュール
まずは最下流域からシジミの観察
メチャクチャ増えた!!シジミがわんさか
台湾シジミ?かもしれないが、そんな事全く問題では無い
自然に増えたシジミ
瀬野川が蘇っている証拠

学者や、環境省の役人は
カジカがいれば清流
鮎がいれば清流
山女やイワナがいれば清流

しかし、ナマズがいれば汚い川
フナやコイがいたら汚れている
タイコウチや、ミズカマキリ、ザリガニ、亀がいたら汚い
と指標生物を教室でガイドブックで教える
そんなことはフィールドに立たない大人が言い続けている{あほ}な話し
パックテストも私には意味が無い
メーターや色別判定で決めることなどしてほしくない
ヌートリアもマスクラットも今まで棲める環境では無かった
それが14年たち棲める環境になってきた。

パックテストなんか、下流の水をくみ上げ、
上流域に流すと清流となることは明確なこと
そんな事より、子供達に実際を見せることが大切
シジミを見ること、テナガエビやウナギ、ブツエビを捕まえること
これが重要
「喜びの中で、大切にしたい」と思い気持ちを育てる
パックテストで悪ければ、子供達は瀬野川に何を感じることだろう
水俣湾、神通川の公害
これが今でも人々の心に大きく傷を付けている
汚い、臭い、ヘドロなどの言葉は使いたくない

外来種がいるから、排除しなければいけない
これを人間にたとえる大人になると何が起きるだろう
生物多様性環境を残すことが大・リ
生態系に悪影響を残す生物は別だが....
伝えたいことはたくさんある
しかし、全部を伝えるためにどれだけの時間と労力が掛かるか
簡単に伝えるためにはなにが大切か
いつも考えている
そして答えは、瀬野川に連れて行きありのままを見せること


この日、蛍の餌放流も手伝ってくれた
この子達は、大人になるとき、必ず故郷である海田の蛍をみんなに自慢するはず
「僕らが餌をあげたんよ」
「広島大学生物生産学部の兄ちゃん達と、瀬野川でカワニナを拾ってネ」


そんな日が来ることは直ぐだ!!
実際、息子達と始めた瀬野川活動も20年は過ぎた
美樹さん達と始めた瀬野川探索会も14年目だ
シジミが増えて、カジカが棲んでウナギがウジャウジャ
エエ川になってきた!嬉しいぞ
この日の児童も川に入って大騒ぎ
これでエエ!!行けば全て伝わる

今日の西小学校の4年生達、時間厳守してくれた
凄く嬉しい!!
ちなみにスケジュールはこれだ
10時河川敷集合  ドンピシャ
10時15分シジミ観察終了   ドンピシャ
上流に移動して、30分間ガサガサ  ドンピシャ
10時50分終了これもドンピシャ
10分で着替えて給水
11時説明これもドンピシャ
11時15分解散これもドンピシャ
なんか海田の子供達、凄くルールを守る子供が増えてきた
川では大声で遊び、教室は真剣に、見て聞く!!
怪我が無かったのでまたできるぞ!!


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[ 画像の説明 ]
@ 一列でシジミ観察
A トウヨシノボリ
B 広島大学生物生産学部海野准教授のコメント
C 海田西小学校4年生
D カワニナ採取、今が産卵期なので撒けば数十倍に増えるはず
  (他の河川に放流はしないことが大切)
E 瀬野川のシジミ

トップの画像は、石原橋から記念撮影です