海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川たんけん

2013.07.17.Wed.  瀬野川便り







7月17日 瀬野川のシジミ味噌汁

7月16日に小学校4年生達と探索会で集めた瀬野川シジミ
2000年からの探索会で食すのは2回目となるシジミ味噌汁
4年前、海田南小学校の探索会でもわんさか取れたシジミを味噌汁で頂いた

しかし、その後、上流の環境破壊で絶滅寸前に陥った。
それが今年見事に復活した。

少し気になるのが、マシジミで無く、台湾シジミとの混血種だ。
今日本中で問題になっている台湾シジミ
元々はアメリカや日本にも食用で輸入されたとか?
2000年にはほとんどがマシジミだったはず。
全体の色合いでも把握できる。
シジミやアサリは生息している砂の色合いと成分で色が変化する
黒土では黒く、砂地では砂色になる

問題は台湾シジミかマシジミか?ではなく、
生息できるか?絶滅するか?の環境のことだ!
太田川は日本で3番目のシジミの産地
それが全滅している
なぜ瀬野川が増えて太田川が絶滅するのか?
私の持論は、棲める環境を残す

日本は日本の生き物しか受け入れないでは無く、
共存できる環境を残すことが最優先。
学者は、固有種の保存を第一優先に掲げる
しかし、先日教わったのが、
「中村さん、クサガメもイシガメも大陸産と混血になっているよ」
「アサリなんか、ほとんどがノースコリア産だよ」

手法はこれだ!!
このアサリをまずはCHINAに輸出
そして、日本の某県に輸入
そして広島県下に搬入する
すると某県からのアサリとなる。
日本産と「明記できる」

そしてもっと問題なのが、鉱石などを積み込んだ大型船
荷下ろしをすると当然空荷なる
そのときバランスを崩すので海水で調節する
すると海外の海水を国内で排出してしまう
これが問題。
イガイなども外来種。
タンポポも外来種。
バラや菜の花、白菜、ねぎも外来種となる
タマネギも海外からの輸入となる
菜の花の種もスペイン産と明記してある。
アブラナの種類も混血を防ぐために、
アブラナ科のカラシナなどは駆除が始まった。
オオキンケイギクも繁殖力が強いため駆除の対象
ヌートリア、マスクラットなどの動物も特定外来種で駆除対象。

種の保存も大切だが、それすら棲めない環境はいかがなものか?
台湾シジミとマシジミの混血問題も確かに問題だが、
瀬野川は確実に魚やエビが増えてきている
駆除ではなく、利用すればエエと思うのは私だけかな?

今朝、大鍋でシジミの味噌汁を調理した。
まずは昨日午後1時からシジミの砂抜き
酸素を大量に入れ、大量の水を張り砂抜き
これを5回程繰り返す
食塩を3%程入れてザルで砂出しをした。

大鍋では還元水とカルキを取り除いた水15lほどでシジミを湯がく
灰汁を取り除き、味噌と昆布だし入れる
アレルギーがある子供がいるので、成分表も持参した。
小学校の4年生達が自分達で集めた瀬野川のシジミ
先ほど担任の先生から「凄く美味しかったです」と連絡があった。

どれだけ私の想いが伝わるか
いつも私は釣り上げた魚を美味しく頂く
自然に感謝している
広島の海が一番エエと思っている
パックテストや、ネットでの勉強では無く、川に入り採取する
どんな活動よりも、自ら採取した物を美味しく食す
これが大切。
外来種がイケンとか、悪いとかで無く
「美味い」だけでエエと思う。
きっと海田の子供達一生の思い出になることと思う。

PS外来種の搬入、放流は違反
絶対にしてはいけないと私も思います。
言いたいのは生息できる環境を残すことが一番大切
私は特定外来種を持ち込んだり放流はしていません。
瀬野川の花も全て確認済みです。