海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川たんけん

2013.09.22.Sun.  瀬野川便り






9月13日 海田南小学校3年生達と瀬野川探索会!

この日のサポートには、広島大学生物生産学部の学生さんや海野先生が来てくれた。
今年は、海田西小学校4年生、海田小学校4年生、海田南小学校3年生体験授業をする
この日が最後の探索会。
海田町の河川工事の取り組みほんまに凄い
昨年の7月に橋梁工事を行ったが、コンクリートの悪影響も全くない
シジミが大復活している
カジカもゴクラクハゼもチチブもウヨウヨいる
創意工夫で、本気になればこんな工事もできるのだ!!

 やればできる、創意工夫で日本は立ち直ってきた!
できないでは無く、「熱く言い続ける」心が必要
治水と利水、そして生物多様性環境を残す
一見難しそうだが、本気で取り組めばできる

海田町はホンマ凄い!!お世辞でも無く、ほんまに凄い
環境相の役人に見てもらいたい
そして文部科学省の役人にも伝えたい
これこそ環境学習だ!と
見学してもらいたい

まー本当は海田東の子供達を案内できれば本望だ!
唯一海田東の子供と接点が無い

そして広島県の子供達全員、瀬野川で体験してもらえれば全てつたわる
今の瀬野川な日本の小学校が来れば全部「伝わるはず」

 15年ぶりに瀬野川にシジミが復活した。
正確には、何十年ぶりかも?
私が調査したのは1998年ごろ
夏休み毎週水曜日の朝、調査を行うが、ほとんど取れなかった。
それ以前の調査報告は無い

現在、3種類のシジミがいるが、シジミはシジミ
甲乙は付けない

 これはエエとか、これは悪いとかは、大人や一部の学者が決めたこと
島国の日本は異国の生物などを凄く嫌う。
人種も同じ。
みんな地球に棲んでいる生き物なのに排除する癖がある

 マシジミやカネツケシジミ、タイワンシジミ、大和シジミ、
どれも地球上に大昔から棲んでいる生き物
甲乙を付け、タイワンシジミは不味いとか?、大和シジミは美味いとか?
決めつけること自体おかしいこと!
だから子供達にはそんな事は教えない
種類なんか、どうでもエエこと!!
瀬野川にシジミが増えたこと自体嬉しい
カジカやオヤニラミも確実に増えてきた。

 排除することより、生物多様性環境を残すことが大切
今の生態系を壊す、ブラックバスやブルーギルは問題だが瀬野川には少ない。
元々生息している場所に棲むのは問題ない
しかし、バスやギルが瀬野川に増えれば、間違いなく、
ウキゴリやドンコ、カジカなどは一瞬で絶滅する
メダカなどはホンマ飯食になるだけ
今の環境がホンマエエ!!
この環境を守らなければいけない
バスやギルが増えたら最悪
環境を壊す生き物は避けたいことも把握しています。

広い地球でたまたま、島国の日本があって、大陸の国々があるだけ
白い肌の人もいれば、黒い肌の人もいる
何ら問題は無い
区別したがる人の方が問題だ
言いたいのはそれだけ!

この日は、瀬野川の水温かなり下がっていた。
午前9時半過ぎには入川するが、「うひょ」と思うほど冷たい

私は子供達と同じように、ジャージで入川する
水温が分からなければ、子供達の異変を察知できない
10時頃にはかなり水温も上昇
これならOK
10時1分予定より14分早く到着
ホンマは15分です

直ぐに説明をしてシジミ取り開始
大喜びでシジミを探している
水中メガネを掛けて見る児童もいる
濁らない瀬野川
この意味は体験した人しか分からない
これで十分伝わるはず。

 この日、怪我をしている児童と、服装が整っていなかった児童がいた。
私との約束は、長ズボン長袖、スニーカー(サンダルはダメ)
一人守れなかった児童がいた
しかし、何とか思い出を残したい。
先生が連れてはいると、私との約束は破棄される
そこで、おんぶして中州に案内
これなら入川したことにはならない
しかも、ここなら水に濡れない
ガラスで怪我もしない!!
たまには名案も浮かぶ!!

エビやシジミは足下にウジャウジャ
この二人、凄く喜んでくれた

 私が伝えたいことが、シジミ拾いで全て伝わると想う。
歓声があちこちで聞こえる。
8月の洪水でこの場所のシジミは少なくなったが、居場所が少し変わっただけだ。
他の場所を探すと、ぼろぼろ出てくる。

これなら大丈夫!安心した
瀬野川の恵みを少し分けてもらう。
泥抜きして、鰹振り出し4パック、ヤマキ昆布出し、
マルコメ味噌で瀬野川シジミの味噌汁を頂く
ブチうま瀬野川シジミの味噌汁
思い出に残ればエエと思う。

 現在25歳(私の子供は26歳と24歳)から70歳の年代は、
瀬野川は汚く、臭い川。
ヘドロの川、ゴミの川、悪臭の川、生活排水の汚れた泡の川
工場排水の川とイメージしているはず。

私は今まで、これだけは使いたくない、表現したくない語句がある
「汚い、臭い」この語句を幼いことからたたき込まれたら、
一生、瀬野川は汚い、臭い、危ないと身につくはず
しかし、水が綺麗で、魚がたくさん棲んで亀や、ゴクラクハゼを捕まえて、
シジミをたくさん取って、美味しく頂く
教科書やパックテストでなく、子供自ら体験して、
身につけば言いたいことは全て伝わると想う
2000年から続く、瀬野川探索会、年間250人を15年間、3750人
そして、教室での授業も3750人、保育所のこどもたちをを入れれば凄い数になる
伝えなければいけないこと

瀬野川は「ホンマはブチ綺麗で楽しい川!!」

広島大学生物生産学部の学生達も凄く頼もしい。
この日はたまちゃんも来てくれた
ありがとう!!
毎回、安心して任せられる。
海野先生も子供を側で見守ってくれている。
ありがたい。
先生や学生達がいなければ100名を超える子供達は見守れない
瀬野川探索会も無事終了した。
最後の挨拶で、私は子供達に「約束を守ってくれてありがとうございます」と
一礼した。
一人でも怪我人が出たらこの活動は終わる
来年もできるかな?しなければイケンナ!