海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川で遊びませんか?


こちらの文章は、2000年6月に小学校で呼びかけた文章です。



6月の水辺遊び

瀬野川を楽しむ会
代表 中村 幸春

身近な瀬野川周辺で、
親子でたまには休日をすごして見ませんか。
お父さんもお母さんも多分、
少年のころの思い出が浮かんでくると思います。
このたび、この水辺遊びを提案したのは、
多くの子供達が水辺に集まっていないからです。
多分、私達が育った昭和30年代、40年時代前半の人達が
最後の水辺に親しんだ世代と思います。
しかし、私達の子供達を含め、
ここ20数年この水辺から離れてしまいました。
実際には大変きれいな河川もありますが、
残念なことに汚染という汚名に包まれてしまいました。
このままではいくら河川が汚れても無関心になってしまいます。
川は汚い、ほとんどの子供達は下水の道と勘違いしてしまいます。
平成に入り行政も企業も環境に目を向けるようになりました。
最近では河川工事も頻繁に行われますが、
少しずつ生き物のことも考えて工事をするようになってきました。
私達の子供が少しでも自然環境に親しんでさえいれば
もっと綺麗になってきます。
目をそむけることが一番残念な姿を残すことになると思います。
河川工事、埋め立て、産業廃棄物施設、
全て私達が営んでいくためには必要な工事です。
しかし、少し視野を広め
共存共栄出きる工事をすることも大切と思います。
身近にある海辺、川辺、しかし、全て立ち入り禁止です。
今の子供達がやがて大人になり工事をする仕事に付いたり、
設計する技師になったときに
一人でも今経験した感動を持ち合わせていれば
素晴らしい環境になると思います。
現在、世界的にも異常な温暖化、
オゾンホール問題、海面、海水温上昇、
学者は以前の環境には戻らないポイントまで
きていることを訴えています。
全世界で全ての種子を集めたり、
細胞の凍結保存も行われています。
これは残念ながら地球が滅びることがありえるからです。
チベットやヒマラヤでは温暖化による氷河の溶ける水で
毎年大洪水が起きています。
無謀にもダムを作り対処していますが、
学者が考えたレベルをはるかに超えてしまっています。
アラスカ、シベリヤ周辺でもやはり温暖化により、
永久凍土からのマンモスの死骸が無数に発見されています。
氷が溶けると気温も上昇します。
今までに無かった植物性プランクトンが異常発生します。
生態系が完全に崩れてきました。
とんでもない未知の病気も発生しています。
オゾン層が壊れ
これまで裸で泳いでいたオーストラリアの海水浴場などは
紫外線による障害で服を着ての海水浴までになってきています。
これまでしてきた自然に対してあまりにも無知な行動が
やがて私達の子孫に悪影響を残すのです。
しかし、私達人間は、
あまりにも遅い考えながら、きずきはじめました。
一部の学者は遅すぎると話していますが、
中には間に合うと話す学者もいます。
私達が今出来ることは子供達に自然に触れさせることと思います。
難しいことではないと思います。
私は約25年前から毎年この瀬野川で遊んでいます。
中国地方でもめっきり姿を消したブツエビなど
子供と一緒にとって遊んでいます。
夏には鮎、カマツカ、ズガニ、ナマズ、ハヤ、メダカ、など
大変珍しい魚が育っています。
この事は学校の教室では学ぶことはできません。
機会が無ければ一生見ることも無いでしょう。
共鳴できる人だけでもかまいません。
親子で30年前に戻って見ませんか
きっと懐かしい川の生き物に出会えると思います。
自然に触れ合うことは難しいことではありません。
身近な河川でも十分触れ合うことが出来ます。